第42章 恋から愛へ《1》
そういえば額に……キス…された
……………………
「………~~///」
思いだして、陽菜は悶えていた。
「早く会いたいな…//」
というより会いに行くべき?
いや…でも気持ちがバレて自分から行くのって、アピールしすぎって思われるかな?
家康が来てくれるの待つべき?
「風邪が治ったら、勉強教える。って言ってたけど、家康が忙しかったら無理だし……」
ブツブツ言いながら、どうするか考えていると
「何、一人でブツブツ言ってるの?」
お姉ちゃんが包みを持って部屋に入ってきた。
「あ、お姉ちゃん。休憩?」
「うん。政宗がきな粉餅作ったのを分けてくれたの。一緒に食べよ。」
「うん!あ、お茶淹れるね。」
お茶を淹れ、政宗お手製のきな粉餅を口に入れる
「「美味ひぃ~~~~♡」」
きな粉餅を堪能して、お茶を飲んでひと息つく
「そういえば、御守りはもう渡したの?」
「ううん。まだ…。家康忙しそうにしてるから、なかなかタイミングが合わなくて…。」
「そっか…で、御守り渡すときに告白するの?」
「っ!?っゴホっ!!」
お姉ちゃんの言葉に動揺して、お茶が気管の方に入りそうになり、むせる。