第40章 想い溢れる恋《11》家康side
「っ!!あああああの!いいいいいいえやすっ!?///」
吃りすぎでしょ……
「何?」
「そ、その…は、離して?///」
真っ赤な顔で上目使いで俺を見てくる陽菜
「(っ//…そんな可愛い顔で見ないでほしい…)」
「陽菜が理由言ったら離す。」
「う……」
赤い顔して困り顔で、目線をあちこちに泳がす陽菜
「ほんとに言いたくなかったら別にいいけど…」
言いたくないことを無理に聞き出すことはしたくない。
目線を泳がせてた陽菜が、目線を下にして…
「………い…」
「い?」
胃?
「…………い、家康に……」
俺に?
「俺に…何?」
「っ~~///」
これでもかという程、顔を赤くした陽菜
目を閉じて俺の着物の胸元をギュッと掴んで
「……家康に……会いたい、から…飲まなかったの…///」
小声で陽菜はそう言った。