• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第32章 想い溢れる恋《3》


「…出来ない…」

「いいよ、お姉ちゃ…ゴホっ…ぞれぐらいなら自分で、ゴホ、ずるから……」

足の裏を怪我して、城に帰ってから、着替えとともに女中さんがしてくれたけど…
毎回やってもらうわけにもいかないから!とお姉ちゃんがやると言って、さっきから包帯で巻こうとしているんだけど……


かなりユルユル………

「これじゃ、ずぐ、おどげる…」

自分でやろうと手を伸ばそうとしたら




「すっごい声だね………」

襖を開けて、立っている家康の姿がみえた



「あ、家康さん」

「ぃえやず、ゴホっ…」

「秀吉さんから、喉がひどいって聞いて、薬持ってきたけど、思った以上にひどいね…」

こくんと頷く。

「薬飲む前に先に手当てする。貸して、香菜。俺がやるから」

「あ、じゃあ、陽菜のことお願いします!私、やること残ってるんで♪」

「え゛!?お姉ぢゃっ、ゴホっ!」

「陽菜、あとで様子見に来るからね~♪」

ウインクして、手を振って、笑顔で部屋から出ていった。




/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp