• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第30章 想い溢れる恋《1》


「陽菜、入るよ。」

襖が開いて、前のときみたいに、お姉ちゃん、秀吉さん、政宗が部屋に入ってきた。


「具合はどうだ?」

「ゴホっ…あんばり……」

「ひっでぇ声だな。」

「おっどいで……ゴホ…」

「ほら。お粥作ってきたぞ。食えるか?」

「ずごし、たべる…」

「ん。わかった。………ほらよ」

お椀に、お粥を入れてくれ、渡してくれた

「(いただきます)」
声を出すのがしんどいから、手だけは合わせて、心のなかで言い、ひと口、口に入れる

「…っ!!いだっ!」

「!?大丈夫か!?」

ほら、水!と政宗が渡してくれたのを、急いで飲む

「ありがど……」

「だいぶ喉もやられてるな。あとで家康に言っとくか。」

「そうだな。陽菜、冷ましてから食べろ。」

コクコクと頷き、ふぅふぅと念入りに息をかけてから、食べる

「(だいぶマシだ…)」

お椀に入った分だけを食べ、薬を飲んで、横になる

「あんまり長居するとしんどいだろうから、そろそろ行くな。」

「ゆっくり休めよ。」

秀吉さんと政宗が、膳を下げ部屋を出る。

「私も、お水替えてくるね。」

コクンと頷き、お姉ちゃんも部屋を出た。


/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp