• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第24章 近くて遠い恋《10》


翌日の昼過ぎ、私は家康の御殿に居た。


だが、家康は不在。



なんでも、昨日の夜に光秀さんから、明日(すなわち今日)の朝に城に来るよう言われたみたい。



「(急な軍議でも入ったのかな?)」


今日なら時間を作れると言われたけど、軍議の内容によっては、それについての対応とかで、さらに軍議が長引くのでは?

そしたら、もっと忙しくなるだろうから、私との勉強は本当にいつでもいいものだし、無理して時間を作ってもらうのも悪い気がする……

しかも、主人の居ない部屋で、どう時間を潰していいかもわからない……


「(女中さんは、すぐ帰ってくると思います。って言ってたけど…)」

ある程度待って、帰ってくる様子がなかったら、女中さんに帰ること伝えて、お城に帰ろう。


以前の勉強のときに借りていた薬草の本。
ずっと借りたままだから、今日返そうと思って持ってきていた。

今はこの本読んで、時間潰そう……

そう思って、本を開いた



/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp