• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第20章 近くて遠い恋《7》家康side


後悔しても、もう遅い
俺は家臣と少し話し、酒を飲んだ。

家臣も戻り、ふと、陽菜が座っていたところを見ると

何か転がっていた。




金米糖入りの小瓶




さっき信長様に褒美で貰ったやつか




届けに……いや、信長様に挨拶したぐらいだ。
病み上がりで疲れたんだろう。
部屋でもう休んでる?
今行ったらまだ、間に合うか…


香菜に渡したら確実だけど……

…………………

………




「(寝てたら香菜に渡す…)」

少しでも陽菜と話せることを期待して家康は広間を出た。

広間を出て、陽菜の部屋に向かって歩いていると、膝を抱えて廊下に座り、月を見上げている陽菜の姿が見えた。




月明かりに照らされた陽菜の顔は



とても綺麗で



でも儚げで



なんだか幻想的だった…




すぐに用事を思いだし

「何してんの?」

声をかけると


「え?家康?」


陽菜はゆっくりと振り向いた

/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp