第1章 〜プロローグ〜
佐助目線
京都に着いた。
「なおちゃんの写真持ってくればよかった」
今思っても仕方ない。
とりあえず、昔を思い出しながら最後の地に向かって、駆け出していた。
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少し迷ったものの、後少しで『本能寺跡』に着く。
「雨か」
後少しの所で雨が降り始めた。
傘を買おうか?少し迷う。
「会えてからで遅くはないか」
少し小走りに走り始めた。
『本能寺跡』に後少し。
遠くから、探していた人影を見つける。
その刹那。
ピカッ!ドーーーーン!
狙ったかのように、雷が襲った。
「なおーーー!」
叫んだ声は届かなかった。