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『イケメン戦国』〜生きる〜

第32章 繋ぐ


なお目線

左手に頭を掴まれ抵抗する間もなく、クチュクチュと 大きな音が、吐息と共に耳を攻められる。

その度に抑えきれない声が、口から漏れてその声に羞恥心が増していく。

「信長様…どうし、て…」
求められる事は嫌じゃない…でも、いつもと何か違う。
その違和感の理由を知りたくて…そう尋ねるけれど、何の返答もないまま身体はどんどん熱を帯びていく。

大きく暖かな右手が、ゆるゆると身体中を這いまわり、着物を脱がされ冷えた身体を温めていく。

「あんっ…んっ…」
胸の膨らみをゆっくりと撫で、頂を摘まれると痺れが身体を駆け巡り、その痺れは下腹部へと集中していく。

「なお…」
突然に愛撫が止まり名前を呼ばれ、快感に耐えるため閉じていた目を開ける。

「…なんで…」
いまだ変わらぬ苦しそうな表情に、胸に切なさが増す。
どうしたら、その顔を変えられるのか。
どうしたら、笑ってくれるのか。

私は褥を掴んでいた右手を、そっと信長様の後頭部にまわし、抱きつく様に上半身を起こすと、唇にキスをする。

「信長様…好き、大好き」
緋色の瞳に映る私の顔が、笑っているのを確認して…想いを込めて囁いた。

「…なお。何処にも行くな…」
耳元で囁かれた言葉に息をのむ。

「信長様……」
私は首に回した手をそっと離すと、着物の上から誇張する信長様の熱い塊にそっと手を滑らせる。

「つっ…なお…なに、を…」
微かに漏れた熱い吐息。
私は手を滑らせながら、胡座をかいて座っている信長様の袴を解き、その塊を取り出すと四つん這いになり、その塊に唇を寄せる。

「なお!やめろ…」
私の肩を掴み離そうとする信長様の力を削ぐ様に、亀頭を口に含みその先端を舌でチロチロと舐める。

「ふぅっ…なお…だ、め…だ…つっ」
滑らせていた手で優しく握りながら摩ると、塊はその熱を上げ硬さが増し、大きくなっていく。

『私で…感じてくれてる』
嬉しさで夢中になって、深く深く塊を口に飲み込んでいく。

「つっ…!なお…なお…」
私の髪を掴み、快感に耐える信長様の顔はとても綺麗で…。
必死になって手を、口を、舌を動かした。

「…もう…で、る!なお!!」
いつもと違う甘い声で、私を呼ぶと…口の中に甘くてほろ苦い味が広がった。







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