第29章 一緒に…
第三者目線
「はぁはぁ…信長…様。もう…」
なおは信長の首に手を回し、耳元で囁いた。
「つっ…煽るななお…辛ければすぐ言うのだぞ」
信長は、なおの回した腕をそっと離すと、足元へと向かい両膝裏に手を当て押し上げる。
もう既に硬く熱くそり返った自身を、なおの蜜壺へと押し当てると、ゆっくりと腰を動かし挿し入れていく。
「んんっ!あっ!信長さまっ」
なおは、その熱い塊に全ての神経を持っていかれたかの様に感じる。
「くっ、なお…熱くて、溶けそうだ。そんなに、はぁ…締めるな」
なおの中は、久しぶりに受け入れたそれを、招き入れる様にうねうねと動き、逃すまいと締めつける。
全て入ると、信長はなおにキスをする。
「信長様…うれしい…」
なおは一つになれた嬉しさに、涙を流し微笑んだ。
「なお…俺は貴様以外誰も娶るつもりはない…生涯ただ一人なおだけを愛す…ずっと一緒にいろ」
信長となおは誓いを交わすかの様に、お互い見つめあいキスを交わした。
「信長様…愛しています。ずっと一緒にいさせてください。私も貴方だけ…もしこの命尽きても…ずっと一緒に…」
そう言い見つめる瞳に捉われる。
『愛おしい…こんなに愛おしい奴など、今まで誰一人いなかった…どんなに言葉を尽くしても、伝えきれぬ…』
信長はその想いを唇に乗せ、深く甘いキスをする。
「愛してる…想いを受け取れ」
そう言うと、なおの弱い所にカリが当たる様に、何度も何度も挿していく。
「ひゃん!あっ!あんっ!」
指とは違い確実に何度も良いところを擦られ、声を抑える間もなくその快感に溺れていく。
ーーグチュグチュグチュ
信長も締めあげ畝るなおの中に、翻弄される様にその律動は段々と早くなっていく。
「あぁ〜も、だ…めっ!いっしょ…にぃ〜!」
「くっ…あぁ、一緒だ」
「あぁ〜〜〜っ!」
なおが果てた後を追う様に、信長も耐えきれず蜜壺から自身を抜くと、なおの腹に熱い欲情を吐き出した。
はぁはぁと荒い息を吐きながらも、二人は見つめあい浅いキスを何度も繰り返す。
言葉では伝わらない想いを…
お互いに伝え合い
感じていた。