第22章 堕ちる
第三者目線
「つっ…このアマ」
男は唇を離すとなおの髪を掴み、引き上げるとそのまま床に打ち付けるように、叩きつけた。
「うっ…うんんっっ」
痛みが身体の動きを一瞬止めた隙に、口に布が突っ込まれる。
「おい!いい加減にしないと、顕如様に…」
周りの男から声がかかる。
『顕如…』
なおは聞いたことのある名前に、意識を戻そうとする。
「んんっ…!!」
それを許さないかの様に、何の準備も出来ていない蜜壺に指が差し入れられ、痛みに息がつまる。
「知ったことかよ。連れてこいとしか言われてないんだ。これくらい構わないだろ。嫌なら出てろよ」
男はなおの蜜壺を指で刺激しながら、周りを見渡しそう言った。
「んんっ…んっっ!」
静かな小屋になおの呻き声だけが響く。
なおは一糸纏わぬ姿で痛みに耐えていたが、刺激で揺れる乳房や涙に濡れた顔、痛みに耐える声は、周りの男の欲情を誘う。
次々に複数の手や舌が、なおの髪を、顔を、耳を、首筋を、胸を、腕を、腹を、足を、そして蜜壺や秘豆を撫でまわす。
ークチュ…
何をどうされているのか、分からなくなっていたなおに、絶望的な音が聞こえた。
ークチュ…グチュグチュ
信長に愛され、一度溶かされた身体は…愛のない行為を受け入れていた。
それは、なおの心を壊す引き金となり、なおの精神を蝕んでいく。
追い討ちをかける様に、口から布が取られ液体が流し込まれる。
口と鼻を塞がれそれを飲み込む。
「んんっ…あんっ…あぁ〜」
なおの耳に、甘い声が届く。
自分の声だと気づくと、ガラガラと音を立てて何かがなおの中で壊れていく。
「ふっ。効いてきた様だな」
なおは媚薬を飲まされていた。
そうとは知らないなおは、抑えきれない声と、身を襲う快感に、嫌悪と絶望を深めていく。
ージュプジュプ…ジュププ…プシャプシャ
「いやっ…あんっあっ。いやぁ〜〜!!!」
なおは薬のよってもたらされた快感に、抗うことが出来ずに潮を吹き果てる。
「さすが信長の寵姫…厭らしい身体だ」
男の顔に厭らしい笑みが浮かぶ。
男はなおの膝裏に手を当て、脚を開いた。
男の見つめる先に恐怖が湧き上がる。
「いや〜〜〜〜!!」