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【DMC】バージル夢短編集

第30章 PARTY NIGHT (逆ハー)



は外に出ると、大きく深呼吸をした。

「んー…やっぱり外は気持ちいいね!」

「そうだな。3人でいるのが一番落ち着くぜ」

―――もっと言うと2人がいいけどな。

二人、胸中で同じ事を思う。


「何かあんま食べた気がしねえな」

に歩み寄りながらダンテは言った。

「あはは、確かに! 何だか偉い人ばっかりで息苦しかったね」

「だが、と踊れただけでも楽しかった」

「…ありがと」

そんな二人の様子に、ダンテは眉を跳ね上げる。

―――んだぁ!? 目を離したスキに何でこんないい感じになってんだよ!

負けじと、ダンテはに何かできないかと目を走らせ。
そして。

「、寒くないか?」

スーツの上着を脱ぐと、に着せてやった。

「…わ、あったかい。」

は、羽織ったダンテのスーツジャケットに頬をすりよせた。
ダンテの体温が残るそれは、同時にダンテの香りもして。

「ありがとう」

―――可愛い…!

ダンテは思わず抱き締めたくなる。
しかしそんな事をするとバージルと喧嘩になり、が困るのは目に見えている。
そっとの手を握った。

反対側で、バージルもの手を握る。


「空を見てみろ、」

不意にバージルが言い、は天を見上げた。

するとそこには…
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