第2章 第一話「純白」
「…ッ、ん……ん?」
尻もちを付き目を閉じていたが恐る恐る目を開けると木刀を寸止めしている純白の姿だった
「大丈夫ですか?お怪我は……」
「大丈夫です、お気遣いありがとうございます…お強いですね」
「ありがとうございます……でも女性が強いと少し怖いですよね、」
副隊長まで数分で倒してしまい他の隊員は1歩後ろに退いてしまっていた
「そ、そんな…とても凛々しいお姿でした。」
隊員たちの反対の声は収まり解散させ、隊舎へと戻る
「吉良副隊長は強い女性はお好きですか…?」
「へ?、あ…はい!とても魅力的だと思います(ニコッ」
吉良は考えを巡らせ先ほどの事を純白が気にしているのだと思い気を使った。
本当は守りたい方に決まっている
「ふふふ…気を使わせてしまって申し訳ございません。私は一旦自室に戻ってから隊舎に戻りますね」
吉良に軽く会釈をすると瞬歩ですぐに消えてしまう
「…………新しい隊長か……」