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純白な夢

第2章 第一話「純白」



「新しい三番隊の隊長さんですよね?」


伊勢が優しく純白に微笑み会釈をする


「はい!九条純白と申します、よろしくお願い致します!」

「こ、虎徹勇音、4番隊副隊長です!」

「私は十番隊副隊長松本乱菊よ、!」

「あ、日番谷隊長の所の……」

「そうそう!あのちっちゃい隊長のところね!よろしく!」

「私は八番隊副隊長、伊勢七緒です」

「え、そうだ、なんで隊長とアンタら一緒に団子なんて食べてんの?超絶似合わないわよ?純白隊長も嫌なら断りなさいよ?」

「失礼だなぁ…乱菊さんこの綺麗な店内と僕、お似合いだろう?」

「はいはい」

「ちょっと仲良くなったんだよ、さっき」


居心地が悪いのかそっぽを向いたまま一角が喋る


「へぇ、ナンパしたの」


「「ちげぇーよ!!」」


弓親と一角が綺麗にハモる


「あ、いた!純白隊長!探したんですよ!」


暖簾を潜り顔を覗かせたのは吉良だった


「あら、イヅル!ごめんなさい書類届けると言ったきりでしたもんね」

「いえ、お休みされる分には構わないので…その」

「これからはちゃんと伝えてから行きますね」

「はい、お願いします」


純白はもう一回椅子に座り直せば隣に座るように吉良に促す。


「良かったら貴方も召し上がりますか?」

「へ?そ、そんな…」

「あ、帰ってゆっくり頂きますか?すいませーん!お土産にお団子包んで貰えます?」

「い、いや、あの…」

「随分気に入られてんじゃん吉良~」

乱菊が横からグリグリとからかう様に肘で吉良を押す

「痛いですよ、松本さん」

「松本副隊長、お会計も済みましたし私は達は出ましょうか」


伊勢が乱菊さんの肩を叩き、手を振りながら三人が出ていく


「よく、こんな甘ぇもんそんな食えんな」


以前茶を啜りつつ純白を見つめる一角


「美味しいですよ!一角さん!あーん」

「あぁ!?…………あ……ん」


一瞬赤くなった一角だったが大人しく一つ団子を食べそっぽを向く


「美味しいですか?」

一角は「あぁ…」とだけ返事しお茶を啜る。
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