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【A3!】長編小説

第7章 体育祭




真奈「はい、とうちゃーく」

いづみ「ここ?」

真奈「はい、ここならコヨミのことよく見えますよ」

臣「おぉ〜!確かに眺めいいな!」

真奈「眺めいいだけじゃなくて、ここが一番障害物がなく、人がいない絶景ポイントってわけです。あとー…その…密さん?でしたっけ?いつも寝るから木陰がいいかなーと」

一成「すっげ!確かにそうかも!」

いづみ「密さんのことまで…」

真奈「まぁコヨミから聞いた話だから、ただのあたしのおせっかいです」

椋「ありがとう真奈ちゃん!」

『どういたしまして』

幸「真奈は行かなくていいの?」

真奈「あたしは競技出ないから」

幸「出ないの?」

真奈「出ないよー」

椋「真奈ちゃんって運動神経良さそうなのに…」

真奈「まぁ…悪くはないよ。でも親がねー。怪我したらダメって言うからさ」

椋「そうなんだ…」

幸「随分過保護なんだね」

真奈「あたしもそう思うけど、サボれたからラッキー」

幸「じゃあここで一緒に見てれば?」

真奈「……いいの?」

幸「断る理由はないと思うけど」

真奈「…じゃあ…お言葉に甘えて」



『あ!真奈!みんな!』

三角「あ!コヨミだ〜♪」

『みんな揃って来てくれたんですね!』

天馬「まぁ…約束だからな」

いづみ「頑張ってね!」

『はいっ!真奈、開会式いこ!』

真奈「えー、出なくてもバレないでしょ……」

『ダメだよー!』

コヨミは真奈の腕を掴んで歩き出した

椋「…………」

幸「羨ましいんでしょ」

椋「えっっ!!?」

幸「今コヨミと手繋げていいなーって」

椋「そそそ、そんなこと思ってないよ////!!」

幸「わかりやすい…」

椋「うぅぅ……」

幸「ま、気持ちわかるけど」

椋「え?何?」

幸「なんでもなーい」

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