第7章 体育祭
学校に着き、準備が始まる
『これはこっちで……っと』
「白雪さーん、そこにあるイス持ってきてもらえるー?」
『はーいっ』
かれん「あぁ……今日も可愛らしい…」
いる「体操服すらもあんなに可愛く着こなすなんて……」
かれん「写真の準備は出来ているかい?」
「「「もちろんです!!かれん様!!」」」
いる「私達の姫の勇姿を全て写真に収めなければ…!」
かれん「もちろん!!この日のために高機能カメラを用意したからね…!!」
いる「さすがね!!かれん!!」
真奈「(おーおー、今日も気合入ってらっしゃる……)」
『あ!真奈!』
真奈「お疲れ」
『楽しみだねぇ!』
真奈「…そうだね」
『どうかした?』
真奈「んーん、あんたが楽しそうでよかったよ」
『え…?』
真奈「劇団のみんなが来てくれるからでしょ?」
『あはは…バレた?』
真奈「劇団入ってからホント楽しそう。よかった、また笑ってくれて」
『真奈…』
真奈「劇団入る前は正直見てられなかったし」
『ごめんね…そんなに心配かけてたんだね…』
真奈「小さいときから一緒なんだから、当たり前でしょ」
『えへへ…今は…MANKAIカンパニーのみんながいてくれる…真奈も変わらずに側にいてくれるから…寂しくないよ!』
真奈「ん」
―――――
咲也「わぁ…!ここが白桜女学院……!」
幸「へぇ…こんな感じなんだ」
いづみ「幸くんたち知らないの?」
幸「関係者以外立入禁止だしね。こういう行事がある時くらいしか入れないから」
いづみ「やっぱりお嬢様学校……!」
一成「天気もいいし!テンアゲ!いえ〜い!」
真奈「お、MANKAIカンパニー御一行様。いらっしゃーい」
椋「真奈ちゃん!」
真奈「やほ」
幸「何でここにいるの?」
真奈「いい場所に案内してあげようかなーと思ってさ」
椋「いい場所…?」