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【A3!】長編小説

第2章 出会いと祝福




「今日のGOD座の舞台楽しみ~!!」

「晴翔に会える~!」


『人気…なのかな…』

「「「きゃーーーー!」」」

『ぴぇっ!!』


声のする方を見ると女の子たちが群がっている


『な、何…?』


「よろしくッス!」

「楽しいから観に来いよ~」


『(やっぱり…私には場違いなところだ…)』


コヨミは帰ろうとして駅の方へ歩き出した


「あ、あのっ!」

『え…?』


振り返るとそこにはこの前ハンカチを拾ってくれた男の子

『あ…!』

「どうも!」

『ど、どうも…。この前は…すみません…ありがとうございました…』

「いえ!可愛いハンカチだったので届けられてよかったです!」

『(不思議な人だなぁ…)』

「あ、ボク向坂椋って言います!よろしくお願いします」

『わ、私は白雪コヨミ…です…』

椋「素敵な名前ですね!あ、これよかったら観にきてください」

椋が一枚の紙を手渡した

『これ…』

椋「次の公演、ボクも出るんです!」

『劇団に入ってるんですか…?』

椋「はい!」

『すごいですね…。ぜひ観に行きます』

椋「嬉しいです!!ありがとうございます!!」

椋は嬉しそうに笑った

『ふふっ』

椋「えっ」

『あ、すみません…。あんまり嬉しそうだったから、つい』

椋「えへへ…。あ、何か観に来てたんですか!?邪魔しちゃって…!!」

『あ、いえ、もう帰ろうかと…思って…』

椋「…?」

『じゃあ…』

椋「あ、あのっ!」

『はい…?』

椋「もし時間があるなら…ストリートACTを見ていきませんか…!?」

『えっ…』

椋「あ、でも時間がないならいいんですけど…!」

『見ていっていいですか?』

椋「…!!もちろんです!!こっちです!」

椋についていく

椋「あ!幸くん!」

幸「遅い。どこに行ってたの」

椋「ごめんね!」

「あ!椋帰ってきた~!」

「どこ行ってたんだよ」

椋「ごめんね!」

『あ、あの…』

椋「あ、白雪さんはここで見ててくださいね!」

『はい…』

しばらくするとストリートACTが始まった
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