第6章 夢のマカロンタワー
紬「ここだね」
『わぁ…!チョコレートのいい香り…!』
万里「中入るともっとすげぇぞ」
『早く行きましょ!』
紬「うん!」
お店に入るとチョコレートの甘い香りが漂う
『わああああ……!』
ショーケースの中に小さなチョコレートがズラリと並んでいた
紬「ふふ、何か食べたいのあった?」
『私、ベリーが大好きで……この赤いチョコレート可愛いなって…』
紬「ホントだ、可愛いね、これ」
万里「イチゴが好きなのか?」
『イチゴも、ブルーベリーも、ラズベリーも好きだよ!』
万里「こっちにもあるぞ」
『いっぱいあって目移りしちゃいます…』
紬「そうだね……あ、俺はこれにしようかな」
『どれですか?』
紬「このオレンジの」
『わぁ…!美味しそう…!』
万里「俺はこれでいいかな」
『万里くんは?』
万里「こーれ」
紬「それスパイスが入ってるチョコレートだよね。甘いもの苦手な人とかは食べやすいみたいだよ」
『へぇ〜……』
万里「あとコヨミだけだぞ、決まってねぇの」
『待って待って!急いで決めるから…!』
悩んだ末にイチゴの入ったチョコレートを選択
『はぁぁぁ〜……!美味しい……!!』
紬「幸せそうな顔だね」
『あ……////』
万里「これ至さんに送ったら喜びますね」
紬「あははっ、そうだね」
『やめて〜///!!』
3人はチョコレートショップを出た
『はぁ……幸せだった……』
紬「喜んでくれてよかった」
『はい!今度真奈にも教えてあげます!』
万里「さーて、帰るか」
紬「そうだね」
『はい…………あ…』
コヨミはの足はとあるケーキ屋の前で止まった
万里「どうした?」
『このカラフルなマカロン可愛いなぁって』
紬「ホントだ、いろんな色があるんだね〜」
『でも臣さんに言ったら作ってくれそうですね』
紬「確かに、臣くんなら作れそう」
万里「臣ならマカロンタワーも作れるだろ」
『な、なんですと!!そうなの!?』
万里「何でそんなに食いついた…」
『だってあのマカロンタワーだよ……!?夢の…!!』
万里「夢て……」
紬「可愛い夢だね」