第3章 昔のこと

いづみ「次からはちゃんと言ってね?」

『は、はい!』

東「いい子だね。じゃあ帰ろうか」

『はい!』


―――――


丞「あ、帰ってきた」

咲也「おかえりなさい!」

真澄「アンタがいなくて…死にそうだった…」

いづみ「簡単に死なないから」


綴「伏見さんがデザート作ってくれたぞ」

『デザートですか…?』

綴「うん。確かガトーショコラって言ってたぞ?」

コヨミの目がキラキラ光った

『ガトーショコラ…!』

綴「ははっ、伏見さんとこ行くか」

『はいっ!』

咲也「…綴くん、何か楽しそうですね!」

いづみ「綴くんのお家は弟くんしかいないから、コヨミちゃんが妹みたいで可愛いんじゃないかな?」

咲也「なるほど…!」



『臣さん!ただいまです!』

臣「お、帰ってきたな」

綴「デザートの話したら目が輝いてましたよ」

臣「はははっ、そうかそうか」

臣はコヨミにケーキを渡した

『美味しいです!』

臣「それはよかった!」

綴「コヨミ、口についてる」

『へ？』

一成「ゆきマジ可愛すぎ!」

『わぁぁ!撮らないでくださいいい///!!』


―――――


次の日も朝稽古を行ってから学校へ向かった


『おはよ～!』

真奈「おはよ」

椋「じゃあね!コヨミちゃん!」

『うん!』

真奈「楽しそうだね」

『うん!あ、あのね、今度舞台に出ることになったの!』

真奈「へぇ…やったじゃん」

『うん!嬉しい!そのために今稽古頑張ってるんだ!』

真奈「そう」

『真奈もピアノの発表会もうすぐだよね!』

真奈「まぁね」

『応援しに行くね!』

真奈「え、来るの」

『え、ダメなの?』

真奈「別にわざわざ来なくても…」

『応援しに行くよ!!』

真奈「あ…そう」

『(この前買って貰ったワンピース着ていこう…!)』

真奈「何ニヤニヤしてんだか…」

『えへへ…』



―――放課後―――



真奈「あたし今日からピアノのレッスン多めに入るから一緒に帰れなくなる」

『うん、わかった～』

真奈「気をつけるんだよ」

『うん!またね!』

真奈「じゃあね～」