第3章 昔のこと
真奈「あ、おはよ」
『おはよう!真奈!』
真奈「あれ、この前の…」
椋「おはようございます!」
幸「おはよう」
真奈「おはよう」
『向坂椋くんと、瑠璃川幸くん!同じ劇団の仲間なんだ!』
真奈「劇団に入ってたんだ。うちのコヨミがいつもお世話になってます」
幸「こちらこそ」
『もうっ!真奈!』
真奈「歳の近い子がいてよかったじゃん」
『うん!』
椋「じゃあボクたちはここで!またねコヨミちゃん!」
『うん、またね!椋くん、幸くん!』
手を振って2人と別れた
真奈「……椋くんと幸くんねぇ…」
『…?』
真奈「敬語で話したりさん付けだったのに」
『うん、仲良くなったの』
真奈「よかったよかった。あんたの親衛隊に見つかったら大変なことになりそうだけど」
『親衛隊…?』
真奈「……いや、何でもない」
―――――
『はひぃ…終わったねぇ』
真奈「さて、帰ろうか」
『うん!』
教師「最近不審者がうろついてるみたいだから気をつけて帰れよ~」
真奈「不審者だって」
『物騒だねぇ…』
真奈「気をつけなよ」
『真奈もね!』
真奈「あたしより…あんたでしょ。誘拐されかけたことだってあるんだから」
『…うん』
真奈「じゃあ明るいうちに帰るか」
『そうだね』
―――――
真奈「じゃあね」
『うん、また明日ね!』
真奈と別れ寮に帰った
『ただいまです~』
紬「あ、おかえり」
『わぁ、いい匂いです…!』
いづみ「あ、おかえり!今日はシーフードカレーだよ!」
『わーい!着替えてきますね!』
いづみ「うん!」
紬「何か妹が出来たみたいで可愛いですね」
いづみ「そうだね。癒しだよ」
コヨミは着替えて晩ご飯の手伝いをした
いづみ「ありがとうね、手伝ってくれて」
『いえ!カレーのとき、こうやってご飯よそうの楽しいんです』
いづみ「わぁ…!可愛い!」
三角「何なに~?」
『三角さんのご飯は三角形です!』
三角「ホントだ~!さんかく~!!」
幸「何?」
『幸くんは何の形がいい?』
幸「何の形って…食べちゃえば一緒…」
『そうなんだけど…食べる前の楽しみっていうか』
幸「…可愛いやつ」
『じゃあ…こうして…はい、クマさん!』
幸「……可愛い」