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【A3!】長編小説

第2章 出会いと祝福




そこにはボロボロと涙を流すコヨミが

椋「どうしたの!?どっか痛い!?ボクがドジでマヌケで大バカだから…!!」

幸「いや、違うから」

『ごめんなさい…っ』

いづみ「こすったら目が腫れちゃうよ?これ使って…あれ、ハンカチ……ない…」

幸「ここに来てダサい」

「まぁまぁ、はい、これ使って?」

『あ、ありがとうございます……』

いづみ「さすが紬さん!」

椋「白雪さん。みんなさっきのストリートACT見てたんです。みんな見とれてました、あまりに上手で」

『………』

椋「やりませんか?一緒に」

『…また…舞台に立っても…いいんでしょうか…』

いづみ「もちろん!!そんな演技力があるなら立たなきゃもったいないよ!!」

『…っ…!!』

コヨミは涙を拭いた

『入ります…!舞台に立ちたいです!!』

いづみ「うん!よろしくね!!」

『はいっ!よろしくお願いします!』

幸「よかったね、椋」

椋「うん!」


―――――


寮もあるというのでそこに住むことになった

荷物があるので寮に行くのは週末にしようと話した



『ということで、お引越しあるの』

真奈「よかったじゃん。手伝おうか?」

『ううん、大丈夫。劇団の方で手配してくれるって』

真奈「それにしてもあんたが演劇かぁ…」

『またやることになるなんてね…』

真奈「あたしは嬉しいよ?」

『え…?』

真奈「あんたの演技や歌をバカにするやつ許せなかったんだよね。あの神木坂レニってやつとかさ…。未だに許せん…」

『あはは…昔から言ってるね』

真奈「だからあんたのこと認めてくれるところがあったのホントに嬉しい」

『真奈…』

真奈「頑張りなよ」

『うん!私も真奈のこと応援してるよ!絶対夢叶えてね!!』

真奈「あたしは…まぁ…なるようになるよ」

『またそんなこと言って~!!』



―――――



―――週末―――



「これで全部ですか?」

『はい、それで終わりです!』

「じゃあ我々は先に向かいますね!」

『はい、よろしくお願いします!』


手配してくれたトラックに荷物を全部詰めた


『よし、行こう』



コヨミは家を出た




そして電車に乗り、ビロードウェイへ


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