第3章 風の向く方
潤『そんな事ないよ…。それをいうなら先生の方が………
あのな 先生今、自分で会社やってるんだって。 しかも飛行機の部品を作る会社のっ。』
雅『マジですか? ……ってかそれより上がってください。』
それを聞いた雅紀が目を輝かせて、反対側の腕を捕まれて二人に絡まれるようにリビングまで上がらされる。
櫻『二人ともこういうところは相変わらずだな。
甘え上手というか、いつも授業内容も脱線しまくりだったよな………』
雅『そうそう。 あらゆる初めて…教えてくれたのは
先生……だったもんね?』
櫻『あははっ…… 雅紀いやらしい言い方するんじゃないぞ。』
潤『そうだよっ……。
先生結局、真面目だからさ、何度お願いしても最後までは絶対してくれなかったんだよね。』