第4章 風にそよいで
結局その次の日大野と共に家に帰る事にして、二人で行くとそこには二人といっしょに懐かしいような顔の男がいた。
和『あれ…… ちょっと待って。 あなたもしかして……
先……生?』
雅『なんだ~もう分かっちゃった………』
潤『だよな。 まぁとりあえず中で話しよ……ってあれ? その人は?』
そう言いながら、今度は三人の目が和也の後ろに少し隠れるように立っている大野へと一斉に向いた。
和『ああ。 この人、俺の彼氏。
うちの会社の社長さん。』
『『は?………え?!』』
そう二人の驚く声をなだめながらとりあえず家の中に入るように誘導するとその後ろで何だかペコペコ頭を下げ合いながら櫻井と大野が名刺交換をしているのだった。