第3章 風の向く方
潤『今日、和兄は仕事で遅くなるみたいなんだけど、
雅紀はもう今家に帰ってるから会って行ってよ。』
翔『ああ、そうだな。
じゃあまぁ、ちらっとだけ会って行くか。』
潤『うん! やった。 行こっ』
そう言って腕を絡ませてきて二人で家へと向かう。
雅『潤、おかえり………って もしかして……翔ちゃん先生?』
潤『そうだよ。 さっきばったり会ってさ。 雅紀も会いたいだろうと思って引っ張ってきちゃった。』
そう言って櫻井よりも先に潤が答えてまた腕を絡ませ体をくっ付ける。
櫻『そうなんだよ。 ほら潤、あまりくっついてると雅紀が………
ってか雅紀も大きくなったな。全く二人ともイケメンになって。』