第2章 1 箱庭
すると彼は徐に、てらてらと光るそこを開かせるように両側を指先で開いた。
「っ!!やっ、ぃやぁぁ……」
もう、恥ずかしさでどうにかなりそうだった。
くぱっと、それこそ音が鳴りそうな程開かれた私の秘部は惜し気もなく彼の目の前に晒されて、無意識にヒクヒクと収縮する動きは彼を誘っているとしか言いようがない。
「嘘つかないの……こんなに欲しがってるのに。ほら……」
悪戯にフッと息を吹き掛けられてキュンと中を締め付ける。
まだ触れられてもいないのに、それだけで私は刺激として感じてしまう。
そのまま顔を近付けていく彼に、静止の声を掛ける間も無く私は訪れる刺激に身を捩らせた。
「、っぁ、んぁあっ!」
絶え間無く溢れ出る蜜を舐め取るように舌が這う。
ぴちゃぴちゃと淫らな水音を部屋に響かせながら膣口を舐められ、その刺激に悦びを覚えながもそんな場所を舐められる恥ずかしさにぎゅっと目を瞑った。
何度も何度もそこを舐められ、流れ落ちるお尻付近まで舐められる。
「あっやっぁ、ひぅ、っ」
羞恥心で涙が出そうになった時、ジュルッと音を立ててそこを吸い上げられた。
「ひぁああっ!!」
予想外の刺激にびくんっと身体を跳ねさせるも、彼はそのまま私の中へ舌を差し込む。
入り口付近を擽るように舐められる。
何度もくちゅくちゅと入り口の薄い粘膜を舐められて、そのもどかしいようなじれったい刺激に思わず腰を押し付けてしまった。
すると彼が私の腰を掴んで、完全に固定されるとヒクヒクと既に赤く勃起したクリトリスを舌先で転がされる。
「ひっ、あっんああっ!」
クリトリス、私の一番感じる部分。
それを彼は分かっているかのように、丁寧に、丁寧に舐めていく。
「ああぁんっゃ、あっあっ!」
円を描くように、ゆっくりとその小さな粒を舐めた後、優しく押し潰される。
しかし、それだけで私はビクビクと痙攣して抑えられない喘ぎが絶え間無く出る。
ゆっくりと、しかし確実に私の感じる動きをされて、大きな波が来ているのを感じる。
このままだとすぐにイかされてしまう。
ぬめった舌は、指で愛撫されるよりもずっと優しい刺激で、敏感なクリトリスはその甘い刺激にその赤く色付く小さな突起をぷっくりと膨らませていく。