第2章 1　箱庭

いやいやと首を振って無駄な抗議をするもそれが相手に伝わるはずもない。

下着越しだというのに信じられないほどの刺激に襲われる。

逃げなきゃ、今すぐ逃げないと

頭ではそう思うのに、全く動かない私の体。
キツネに与えられる刺激にびくびくと脚を震わせ、口からは絶え間なく喘ぎ声が漏れる。

待ってよ、元カレとだってこんなに感じたことない、！！

熱い舌が割れ目を行き来して、私の愛液とキツネの唾液とでぐしゃぐしゃになった下着はぴったりと張り付いて、その形がはっきりわかるまでになっているだろう。
腰はしびれて力が入らず、足もだらんと投げ出されてなんてはしたないんだろうか。
その中心で夢中で私の大切なところを舐めるキツネを見るとその背徳感におかしくなりそうだった。

どうしよう、私キツネにアソコ舐められて感じてる……。

ダメなのに、こんなの絶対にダメだとわかりながらも私の感覚はマヒしていった。

「あっあっあぁん、ひんっぅ、ああっ！！」

ダメ、気持ちいい。
ただ下着越しに舐められているだけだっていうのに、私の愛液はとめどなく溢れ床に染みを作った。

更なる刺激が欲しいと膣奥が切なく疼く。
気が付くともっとして、もっと舐めてと言わんばかりに私はアソコを押し付けていた。
その時、キツネの舌が下着の中に滑り込む。

「あぁあっ！！やっ、あぁあぁぁぁ…っ！」

直接肌へ舌が触れ、予想以上の刺激に腰が引ける。
ざらざらとしたキツネの舌は今の私には刺激が強すぎた。

「んあぁあ、まって、だめっあ、！やあ、あぁああ！！」

入り口付近に溢れた愛液を一滴たりとも残すまいと舐めしゃぶり、次第にぺろぺろと舐めていた先程とは変わり、穴を探ろうとする動きが浅い膣口を責め立てる。
時折まだあまり刺激を受けていないクリトリスを擦ってはその度にびくびくと体が震えた。そのことに気が付いてか、ざらざらの舌が小さく突起したクリトリスを捉える。

「ひ、っああぁあ、やぁ！あ、ああああぁっ！！」

膝ががくがくと震え、私は初めて潮を吹いて達した。