• テキストサイズ

【DMC】ダンテ夢短編集

第22章 春眠



寝顔を上から覗き込む。
穏やかな寝顔。可愛らしい事この上なくて、それだけで疲れを忘れてしまう。

すうすうと寝息を立てる唇はわずかに開いていて、ダンテはそれに魅入られたようにしゃがみこんだ。

「…………」

そっと、指先で触れてみる。
柔らかい感触。しっとりとした唇に、ダンテの心臓が身体を叩いた。

触れたい。
もっと触れたい。
俺の。どうしてこんなに可愛いんだ?
俺をこれ以上どうするつもりなんだ。

――いい…よな?ちょっとだけだし。起きないよな?

衝動を我慢できない。
これはもしかしなくても寝込みを襲う事になるのだろうが。
しかしこんな状態で我慢しろなんていうのは、半ば拷問に近かった。

/ 240ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp