第13章 雷の鳴る夜に ※三日月宗近R18
体に力が入らないし、もう動けない。
けど、私のおなかの奥がもっともっとと疼いてしまっている。
こんなこと思ってしまうなんて、なんて私は厭らしいのだろう。
「主の体は感じやすいな……だが、まだ終わりではないぞ」
その言葉にドキッとしてしまった。
三日月には、私の考えていることは全て見透かされているのかもしれない。
恥ずかしくて顔を逸らすと、彼は私の頰に手を添えた。
「ん……ゃ」
これからどうなってしまうのだろう。
そう思ってドキドキしていると、そんな私をからかうように三日月がちゅっと額に口付けた。
「……主、俺はそなたを好いておる。この意味……わかるか?」
一瞬、何を言われたかわからなかった。
三日月に好きと言われるなんて、思ってもみなかったから。
そんなこと、あり得ないって思ってた。
これまで私なりに審神者として頑張って、男士達と真剣に向き合ってきた。
けど、私はまだ審神者としてまだまだ半人前で、三日月と比べたら子供だ。
そんな私を、好きだと言ってくれるなんて。
「主、そなたの全てを俺のものにしたい。主の体を俺で満たしてしまいたい……よいか?」
懇願するように三日月が囁く。
三日月もこんな顔するんだ。
暗闇の中、三日月の淡く光る妖艶な瞳に吸い込まれてしまいそうだ。
彼の瞳から目を反らせず、私は無言でコクンと頷いた。
「主……そなたの体も、心も、全て俺がもらうぞ」
「…………」
体も、心も全部。
三日月に全部あげてしまったら、どうなってしまうんだろう。
そんなことを考えていたら、三日月が下穿きを脱ぎ始めていて、つい彼の下半身に視線を向けてしまった。
「あ……っ……」
大きく反り返るそれは三日月の顔や身体からは想像出来ないほど雄々しく、そのギャップが私の体をますます熱くさせた。
三日月は熱を孕んだ昂りを自分で持つと、蜜液で濡れた秘部に擦り付ける。
先端が花芽をにゅるりと撫で、私は堪らず声をあげた。
「あっ……、んっ、三日月……っ」
「主、挿れるぞ……」
熱っぽい目で見つめられながら、三日月がゆっくりと蜜口に昂りを沈めていく。
奥まで挿し込まれると、その熱を待ち望んでいたかのように私の体はぞくぞくと震えた。