第13章 雷の鳴る夜に ※三日月宗近R18
三日月は露わになった私の胸に優しく口付けると、指先で頂きを摘んだりくりくりと弄る。
彼にいじられたそこは、もっと触れてほしいと言わんばかりにツンと尖り、存在を主張する。
「ここも、愛らしいな」
「んっ、ぁあっ!」
両胸の突起をキュッと摘まれたかと思えば、右側の頂きを口に含まれ、舌先で転がし始めた。
その間も三日月の右手は絶え間なく私の左胸を弄る。
「三日月……んっ」
後ろに倒れないよう、三日月の首に手を回しながら、押し寄せる快楽にどうしていいか分からなかった。
痺れるような甘い感覚が身体中を侵し、思考を鈍らせる。
三日月の顔を見ると、彼は頂きへの愛撫をやめて私の顔を見上げた。
「そんな顔、俺以外には見せるなよ。俺は案外、嫉妬深い」
「っ……は、い」
三日月は私を見つめたまま唇を重ねた。
私は彼の美しい瞳から目を逸らせなくて、三日月の深い青と金色の瞳を見続けていた。
夜空に浮かぶ金色の月のような瞳は、私をどこまでも魅了する。
「主、この体勢では少々辛いだろう。ほら……」
唇を離すと、三日月は私を軽々と持ち上げ、布団の上に横たわらせた。
そして、自分の寝間着をゆっくりと脱ぐ。
帯を解き、彼の裸体が露わになると、普段は見ることのない三日月の体に目がクギ付けになってしまった。
「三日月……きれい」
普段は縁側でのんびりとお茶を飲んでいるような彼だが、目の前の彼の体は鍛え抜かれた鋼のようだ。
細身ではあるが、胸筋から腹筋に至るまで優美で美しい。
「俺よりも、主の方が美しい。もっとよく見せてくれるか?」
「……っ」
黙ったままコクンと頷く私の頰を撫で、優しく微笑む三日月。
彼の手が首に触れ、鎖骨、脇腹へと滑るようになぞっていく。
下へ下へと手が降りていき、腰から腿へと触れた手は私の下着に手をかけた。
「ぁっ、待って、三日月……っ」
「もっと見せてくれると、たった今頷いたばかりではないか」
彼は下着を下ろして脱がせると、私の両膝に手を添える。
もう少し待ってと抵抗する間も与えられず、彼は私の脚をゆっくりと開いていった。