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ショートなR18妄想【刀剣乱舞】

第12章 本日の近侍 ※一期一振R18



翌朝、私はいつもと違う違和感で目が覚めた。
部屋に射し込む朝の光もなく、身動ぎたくても動けない。

「……ん、なに…?」

目元と手首に感じる違和感。
布か何かで目を覆われ、手首は頭の上で縛られて固定されていた。

「……誰かっ!!」

しかも、何も着ていないようだ。
敷き布団の感触が素肌に直接感じられるが、何も着ていないせいで肌寒い。
わけが分からず身動ぎをしていると、スッと襖の開く音がした。

「主、お目覚めになりましたか?」
「……え、その……声」

聞き慣れた声。
私の状況に反し、落ち着いたその声は。

「一期一振……?な……なんで?」
「覚えていらっしゃらないのですか?昨夜、主が仰ったのですよ?子供扱いするな、と。」

確かに、そう言った。
けど、これは違うでしょう。
明らかに違う。全然違う。

「私がどんな気持ちで貴女を大切に、大切にしてきたか……」
「ぁっ……」

指先でツゥっと首筋をなぞられる。
視界を奪われているせいか、少し触れられただけで体が反応してしまう。

「これからは、貴女を女性として……大切に、大切に扱って差し上げます。もう……我慢はしません」

首筋から鎖骨、胸元へとなぞりながら下りる手が胸にかかり、彼の手のひらが乳房を包み込んだ。

「ん……や、一期……」

両方の胸が温かい彼の手に包みこまれると、一期一振は弧を描くようにやんわりと揉みしだいていく。

「主……貴女が望んだことなのですよ?」
「ゃっあ……ん」

耳元で甘く囁かれる。
そう、心のどこかで望んでいた。
子供扱いしないでほしい。
女としてみてほしい。いつかは彼と恋仲になりたい、と。
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