• テキストサイズ

ショートなR18妄想【刀剣乱舞】

第12章 本日の近侍 ※一期一振R18



他の刀剣男士も私を子供扱いする者はいるにはいるが。
私は、彼にだけは子供扱いしないで欲しいのだ。

「ねぇ、一期一振……」
「はい。どうなさいましたか?」

名前を呼べばいつも笑顔で応える彼に、一瞬怯んでしまう。
けど、今日こそは言わなくては。

「一期一振はいっつも小言ばっかり!いい加減子供扱い、しないでほしい」

言った。ついに言ってやった。
反抗期か?と思われるかもしれない。
まだまだ子供ですよと一笑されて終わるかもしれない。
けど、一期一振は少し考えるような仕草をすると、ニッコリと微笑んだ。

「……かしこまりました」
「へ?」

想定外にあっさりとした返答に、間抜けな声が出てしまった。
え、こんな簡単なことだったの。
もっと早く言えばよかった。

「毎晩一人じゃ眠れないと泣いていた幼少の頃とは違い、主はもう立派な女性。主に合わせるのは刀の本分。私もまた、貴女に合わせましょう」

う、何年も前の話を持ち出すなんて。
とっくに一人で眠れますって。

「ほんと!?もう小言とか小言とか、細かいお説教とかはなし?」
「ええ、貴女を一人の女性としてお相手いたしましょう」

やった。これでようやく、一期一振の小言から解放される。

「そういえば、明日も私が近侍に決まりましたので、明日も私にお任せください」
「うん。わかった!じゃあ、おやすみなさーい」

長年の小言からの開放感でウキウキする中、明日からどうなるのかなとワクワクしながら眠りについた。


/ 275ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp