第6章 生徒指導の先生※歌仙兼定R18
「何故、ここに呼ばれたかは……わかっているね?」
「…………」
先生は穏やかな口調で話を切り出したが、その表情は厳しい。
室内には椅子があったが、座れと言われることもなく、私は窓際に立ったまま先生と向かい合った。
「スカート、今は違うけど朝は短かったよね?」
やはり、誤魔化せるわけがなかった。
「……はい」
先生は机の上にあるペンケースに手を掛けると、中からペンを取り出した。
そして、私の顔を見ながらペン先を摘んでスルスルと伸ばしていく。
「短すぎるとは思わないのかい?それとも、あんなに脚を見せて男を誘いたいの?」
「いえ、そんな……っ、違います」
ペン先が伸び、銀色の棒へと姿を変えたそれを、先生はピシッと自分の手の平に打った。
「違わないよ。桜、口答えするのはやめなさい。いけない子だ」
ピシャリと先生が私の脚を銀色の棒で叩く。
痛いというよりも、冷んやりとした感触に思わずビクリとしてしまった。