第26章 湯殿で鉢合わせ※山姥切長義R18
「そうか、それはすまなかった」
そう言うと、背後でガラッと戸が開く音がし、肩を掴まれた。
「えっ?な、な……なに!?」
あまりの出来事に、驚きすぎて声がまとも出せない。
「君も、一緒に入れば、問題ないのでは?」
はい?
問題ありすぎでしょう。
すぐ目の前に立つ、とても綺麗な顔をした裸体の彼。
この状況、問題ありすぎるでしょうよ。
けど、私の目線はつい……彼の下半身の方へ。
「…………っ!」
彼のそれは、さっきとは違っていた。
さらに雄々しく、昂ぶっていた。
お、大きい。
「すまない……その、体が君の裸に反応してしまって……」
彼は顔を赤らめながら、気まずそうにそう言った。
ああ、なんだかその顔、すごくそそられます。
「ほら、こちらにおいで。女性が体を冷やしてはいけないよ?」
そういうと山姥切長義は私の腕を掴み、湯殿へと引き連れて行った。
「あ、けどっ!だめ、だめですっ」
わずかに抵抗する私を諌めるように、彼は私の唇を塞ぐ。
長義の美しい顔が目の前にあって、彼の唇が私のと重なり合っていた。
彼の温かくて柔らかい唇にうっとりとしていると、彼の舌が私の口の中に入ってきた。
唇を優しく喰まれては、舌が唇を舐め、私の舌と擦りあわされる。
唇が離れたと思えば、首筋から鎖骨へ。
そして、胸元へと降りていく。
「あぁ……っ、や……だめ、そこ……やっ」
胸の頂きをチュッと吸われる。
そこ、弱いのに。
「いや?そうは見えないけど?」
「ん……っ、はっ、あぁっ!」
胸を鷲掴まれたかと思えば、指先でくりくりと頂きを弄られる。
だから、そこ……弱いの。
「……ん、長義……っ」
長義から与えられる愉悦に、私はもう抵抗するのをやめた。
だって、彼のそこはすっかりと硬く昂ぶっていたから。
私の体だって、熱く火照り始めていた。