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ショートなR18妄想【刀剣乱舞】

第23章 憧れの先生※一期一振R18


一期先生、相変わらず笑顔が眩しいです。

「……一期先生」

「図書室で自習するなんて、珍しいですね」

一期先生、私が図書室で自習しないってことまで把握しているのですか。
そう自惚れたいところだけど。
私の頭の中はそれどころじゃないのです。

今の私に、一期先生は猛毒なのです。
先生の顔見るだけで、えっちなこと考えちゃうのです。

だから図書室で真面目に自習しようと思ってたのに。
そういえば、なんでここで自習しようと思ったのだっけ。

「……っ!」

思い出した瞬間、思わず苦々しい表情をしてしまった。
図書室での自習も、小説の影響じゃないかっ!

私の思考回路、恥ずかしすぎる。

「桜?何かあったのですか?珍しく、今日は授業に集中していませんでしたね。何か悩み事でも?」

私のふしだらな思考をよそに、一期先生は心配そうな顔をしていた。

もしかして、私の様子が変だったから、気にかけてくれてるのかな。
もしもそうなら嬉しいけど、嬉しいけど。
先生の視線を避けるように、私は顔をうつむかせた。

悩み事とかじゃないのです。
いや、ある意味悩んでるか。
けど何を悩んでいるかなんて、決して言えません。

「いえ……あの……別に」

歯切れの悪い言い方に、一期先生は困った顔をして首をかしげた。
先生、困らせてごめんなさい。

「それとも、昨日買った問題集でわからないことでもありましたか?」

「……あ!そ、そうなんです!」

とりあえず、そういうことにしておこう。

「そう、それならここで教えてあげますよ」

「えっ、あ……は、はいっ」

私の嘘を信じる先生に罪悪感が湧いたけど、先生の優しさに思わず返事をしてしまった。
先生はにっこり微笑むと、私の教科書の横に置いてあった本に手を伸ばした。
先生の手の先には、昨日買った問題集と……問題集と!

「あっ!先生!!」

昨日買ったエッチな小説がぁぁぁ!

見た目には、それらしいカバーをかけて、問題集に擬態してあった。
そうしておけば、こっそり読んでも周りにはバレないし。

けど、中身を見られてしまえば、言い訳不可能だ。
私の人生…………終わった。


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