第22章 路地裏アンアン IN へし切長谷部
もしかしたら誰かが来るかもしれない。
激しい雨音のせいで、誰かが近づく足音がしても、聞こえないだろう。
けれど、そんなことを考える余裕を、快楽が奪っていく。
「……桜、動かしますよ」
後ろから長谷部がそう言うと、グンと奥をノックするように突いてきた。
「あ……っ、長谷部っ、んんっ……っ!」
グチュグチュと桜の中を擦るように突き上げると、お腹の奥がもっともっとと疼いてしまう。
もう、何も考えられないくらい、彼で満たしてもらいたい。
その願いを叶えるように、彼は何度も抽送を繰り返しては桜の感じるところを的確に責める。
彼とは初めてなのに、桜の体を知り尽くしているかのように、長谷部は桜に甘い快楽を与え続けた。
「ん、あっ長谷部……っあぁっ!」
雨足が弱まったせいで、グチュグチュと結合部から淫猥な音が桜の耳に響く。
長谷部は息を荒くしながら、背中をつうっと舌で舐め上げた
そうしながら桜の乳房を鷲掴み、クリクリと胸の頂きを弄る。
「あっ、や……同時にしたらっ」
「あぁ……さっきよりも締め付けてきましたね」
「あっ、ん……イ、あぁぁ……っ!」
ビクビクっと体が震え、彼女の体は頂きへと上り詰めた。
絶頂を迎えたそこはきゅうきゅうと長谷部の雄芯を吸い付くように締め付ける。
「……っ、桜……っ!」
息を荒くしながら、長谷部は激しく腰を打ち付けると、やがて彼も達し、桜の中へと熱い蜜を中に放った。
グッと腰を引き要せられ、余すことなく注いでいく。