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【DMC】RED

第12章 闇の豪邸



もし私が暗く冷たい闇の中で一人で取り残されたとする。

初めは家族と一緒だった。
ここを抜け出す為に協力し合う、仲間でもあった人たち。

けれど一人、また一人と倒れていって、残されたのは私一人。
重たい体で、いつ来るとも知れない日を探し、日々を過ごす恐怖。

負けられずにいられるだろうか。
力を、自分の身を呪って、自殺に向かってしまわないだろうか。


彼は強い。
だって今もちゃんと私の目の前で生きて、目的を諦めずに居る。
だから力になりたかったんだよ。


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