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【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第2章 新しい教室、改めて新たな出会い




「今日はたくさん先生に手入れされましたねえ。まだまだ殺しに来てもいいですよ?」


問題のターゲットはあの余裕の時に見せる緑色のしましまの顔をしている。


「もっとピカピカに磨いてあげます」


その時のカルマさんの顔はどこかすましたような顔をしていた。

…少し、嫌な予感がした。



「確認したいんだけど…」


殺せんせーって先生だよね?




一体…何を…



はい、と先生は頷く。


「先生って、命を懸けて生徒を守ってくれる人?」

「もちろん、先生ですから。」


もしかして...



「そっか…ならよかった。殺せるよ。」




確実に。



そう呟き、銃を構えたまま、私の視界からカルマさんは消えた。


それは、一瞬の出来事だった。


瞬く間に彼の身体は下へ落ちていく。
だけど…遅くも感じる。

まるでスロー再生になったみたいに。



「カルマさんっ!!!」



きっと無意識だったと思う。
気づいたら手を伸ばし、名前を呼んでいた。


だが、掴みとれるはずもなく。
無情にも伸ばした手は空回りに終わった。


(どうすれば…)


私がそう考えている間にも、どんどんカルマさんの身体は小さく見えていく。


――・・・その時だった。





黄色いくもの巣みたいなもので、それは止められた。

殺せんせーが、助けてくれていた。



その光景を理解した私は、安堵で地面に座り込んだ。
見かねた渚が私の元へ近づく。


「大丈夫…?」

「う、うん。」


それからカルマさんが戻ってきて…

私達は一緒に帰る。






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