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【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第2章 新しい教室、改めて新たな出会い




それから1時間目、数学の授業。


殺せんせーが黒板に字を書き背を向けている時に、隣の人は席を静かに立ち銃を構える。


撃ったものの…やはりお見通しで。

避けられている。


お手入れ、と言うのは本当で、何故かたこ焼きのネイルアートなんか入れられたりして。



そして4時間目・・・家庭科の授業。


優月ちゃんの様子を見に行く殺せんせーのそばにカルマさんは行って、スープを先生にかけた後、サッとナイフを出す。


けれどやっぱり無理で。

可哀そうといった方がいいのか、可愛いエプロンを着せられていた。



次に5時間目、、国語の授業。


先生が音読をしながら教室内を回っている最中。

すっとナイフを出そうとしているカルマさんを隣にいる私は見つけた。


でも、そんな事も無意味で、殺そうとしていたターゲットにあっさりお手入れさせられている。



こんな事があって、今日一日のカルマさんの暗殺はことごとくかわされて、その代わり手入れをしっかりとされていた。

結局放課後になって、帰ろうとなった時、カルマさんが心配で渚と彼の元へ向かった。



カルマさんは崖についている細い木の枝に座っていた。


「カルマ君、焦らないで皆と一緒に殺っていこうよ。殺先生にマークされたら、どんな手を使っても1人じゃ殺せない。普通の先生とは、違うんだから」


私も来たけれど、何を言っていいかわからなくてただ居るだけになってしまう。


「先生、ねぇ…」


ぽつりと呟く。

何か、思い出しているのかな。


「やだね。俺が殺りたいんだ。変なところで死なれるのが一番むかつく。」


「カルマ君」






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