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【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第2章 新しい教室、改めて新たな出会い



ふと見ると、カエデが渚にカルマさんについて質問をしていた。


「渚、カルマくんってどういう人なの?」

「うーん..1年2年が同じクラスだったんだけど、2年の時続けざまに暴力沙汰で停学喰らって...このE組にはそういう生徒も落とされるんだ」


それを聞いた瞬間、頭の中に以前の記憶がふと過る。


渚が言ってたっけ。

いじめられていたE組の先輩を助けて・・・


そのことなんじゃないのだろうか。


で、本校舎の生徒に怪我を負わせちゃって、カルマさんが悪いという風に言われたのかもしれない。

軽い同情心になってしまうかもしれないけれど、
こんな学校の教育方針みたいなもののせいでカルマさんの考えがねじ伏せられた。


それが、残酷に思えたーー。


ーー



プニョップニョッ・・・


静かな教室に変な音が響く。
殺せんせーが何かをしていた。


「あーもうっブニョブニョうるさいよっ!小テスト中でしょっ!?」


やっとひなたちゃんが突っ込んでくれた。


(ですよね...小テスト中だよね)


そう思っていると、隣でカルマさんと寺坂くん達が喋っていた。

それに殺せんせーが反応して怒っている。


「いやあんたの触手もうるさいよ」


まさにその通りだ。

カルマさんはごめんごめん、と謝った後、ジェラートを手に持って食べていた。


「そ、それは先生が昨日イタリアに行って買ったやつ...」


((お前のかよ...))


私も含め全員が思ったことは言うまでもない。







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