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【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第2章 新しい教室、改めて新たな出会い





「1、2、3、4、・・・」


テンポよく響く掛け声。


私も皆も、必死にナイフを振っている。

そう、今私達は、殺せんせーを殺すための訓練の真っ最中。


「晴れたのどかな運動場に響く掛け声…平和ですねぇ。…生徒たちの獲物がなければですが。」


目の前にいるふざけた運動着を着たターゲットは、私達の訓練を少し離れたところで見ている。


(いや、誰のせいだと思ってるの...)


私もE組に入ったからには皆と同じ暗殺者。
このマッハ20の先生を殺すために、鍛えなきゃいけない。


とはいえ、わずか数日で正しくナイフを振れるコツは掴めてこれるようになった。



「酷いですよ烏間先生...私の体育は生徒に評判良かったのに」


と、殺せんせーは砂場で遊びながら、私達がナイフを振っていると言う。

そんなことを言うもんだから、突っ込まずにはいられない。


「嘘つけよ、殺せんせー身体能力が違いすぎるんだよ」


よくぞ言ってくれた...


「この前もさぁ...」



ついこの間やった、体育の授業のこと。

反復横跳びをまず殺せんせーがお手本として見せてくれたわけなんだけど...


スピードが違いすぎて全くお手本になっていなかった。

きっと皆も思い出したんだろうな。



口々に、「異次元」とかいろいろ言っている。

そりゃそうだ。


そう思っていると、私を置いていって、別の話に変わっていた。


勉強と同じで、基礎は身につけるほど役立つ、と鳥間先生は言った後、磯貝くんと前原くんに「そのナイフを俺に当ててみろ」と話しかけていた。


結果は・・・二人がかりでも駄目だったみたいだ。






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