第2章 新しい教室、改めて新たな出会い
私がここへきて数日後、”改めて”新しい出会いがあった。
改めて。
思わぬ形で先に会っていたから。
再会、ということにもなるのかもしれないけれど。
きっとこの表現があっている。
だって、
あの人に学校で会う。
そして話す機会が多くなる。
それだけでこれから、いろんな関係が変わっていくのだから。
その関係が変わるせい、というのは
『彼が学校へきて私と出会ったから』、でしょう?
新しい教室での、この縁が大切だった、ということ。
後で、改めてこれが彼との出会いだったんだ、と振り返ること。
それを...
今の私は知る由もない――。