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【暗殺教室】恋をする瞬間をあなたに

第1章 始業の時




そんなある時、カルマさんは停学になってしまったらしい。


何があったかはわからないけれど、と渚が付け足す。


カルマさんは先生をよく信じていた。

それを裏切られたことがカルマさんにとって信じられないということに変わったのではないか、とも話してくれた。



そして、本校舎の人たちを信じられないのも。

かつての本校舎の先輩が、E組の先輩をいじめていたからだ。



きっとカルマさんはそれで嫌っているのかもしれない。



「そうだったんだ・・・。」


「僕も全部はわからないけど、そのせいじゃないかな。それで、停学明けにE組に来るらしいんだよね。」



(停学だったら今日はサボるも何もないんじゃ...)


そのことを聞いてみると、渚はまた教えてくれた。



「始業式はカルマくんもくるよう言われたらしいんだけど、いかなかったみたい。」



停学前は・・・?



「ん?てことは、前は本校舎にいたの?」


「カルマくん、A組だったと思うけど。」



A組...



私は2年の時B組だったから知らなかったんだと思う。




でもちょっと、A組に赤髪のかっこいい男の子がいるんだとはクラスの友達から聞いた気がする。



一時期は学秀と並んで評判になっていたが、喧嘩をちょこちょこと起こしてるという噂が出てきて周りから人目置かれるようになっていた。





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