第9章 私を奪って♡♡現代版家康のお話し☆彡
次の日休みだからとこれでもかと言わんばかりに家康に抱かれ、中々起きれなかった歌恋。
二人でお風呂に入り、ルームサービスで軽く食事を取り、チェックアウトし、とある場所へ家康の運転で向かっていた。
家康「着いたよ。」
着いたのはとある地下駐車場。
「ここは・・・!?」
そのまま駐車場からエレベーターに乗り、とあるカードキーを差した。
「ねぇ・・・家康ここどこなの?」
家康「いいから。」
そう言うと手で目隠しをし目を瞑ってるように言い、エレベーターを降りると少し歩きドアが開く音がした。
家康「靴脱いで。」
「うん・・・分かった。」
目隠しされたままショートブーツを脱ぎ、そのまままっすぐ進んだ。
家康「目開けていいよ。」
「えっ?嘘でしょ・・・?」
目を開けるそこには大きな窓ガラスがあるとある部屋だった。
その窓ガラスからは自分が生まれ育った京都の街並みが見えていた。
ふと視線を下に落とすと…
小さな苺模様のミニテーブルが置かれ、その上に小さな紺色のベロアの小箱が置かれていた。
家康「開けて見て。」
「うん・・・。」
歌恋が、その箱を開けてみると・・・
「えっ?嘘でしょ・・・!?」
思わず口を手で覆い、みるみるうちに歌恋の目から涙が溢れた。
「家康・・・これ・・・」
箱を開けるとキラキラと輝くダイヤの指輪が入っていた。
家康「かなり待たせちゃったけど、歌恋・・・、天邪鬼なこんな俺と・・・、結婚して下さい。」
「うぅ・・・。」
家康は膝をつき、王子様の様な体勢でプロポーズをした。
歌恋は涙で視界がぐちゃぐちゃになり、声も震えながらも・・・
「私を、家康の・・・、お嫁・・・さんに・・・して下さい。」
そう返事をし、そっと家康が歌恋の左薬指にその指輪をはめた。
家康「綺麗だよ・・・歌恋・・・。」
「ありがとう・・・家康・・・。」
そのまま2人は深く深く口付けをした・・・。
「んっ・・・。」
唇を離すと見つめ合い・・・
「これから忙しくなるね。」
家康「そうだね。」
二人手を繋ぎ、窓ガラスから見える景色を見ながらそう遠くない将来を思い描いた。