第9章 私を奪って♡♡現代版家康のお話し☆彡
お見合いの日程が決まり、10月の月末の土曜日に会うことになった。
その日は家康には知らされずに行われることになった。
当日、とあるホテルにて。
歌恋は両親と、三成は親代わりの秀吉と、紹介者の信長とで来ていた。
「初めまして。伊達宮歌恋といいます。」
三成「初めまして。石田三成と申します。歌恋さん・・・、ですか。素敵な名前ですね。」
(わぁー、すごく綺麗な色の瞳をしてる・・・。しかも何ていうのか…天使の様な・・・。エンジェルスマイル?な感じ・・・。)
簡単な自己紹介から始まり、とりあえず二人だけでと付き添い人達は退散すると言って、二人だけが残された。
三成「ここだと特に話しするにも静かすぎて緊張してしまいます。少し外を歩きませんか?」
(初対面なのに不思議となんだか惹かれる方だな・・・。他の方とは違う感じがする。)
そのままホテルの庭園を二人であるいた。
三成「そうですか・・・。お付き合いされてる方が・・・。しかも、あの院長のご子息の家康さんとは・・・。」
歌恋は二人で歩いている時に今回の訳を話した。家康にも申し訳ないが、三成にもなんだか申し訳無く思え、話すなら先に言っておいた方がいいと思い、話すことにした。
三成「それでは、今回私の為にわざわざ来て頂いたお礼をさせて貰えませんか?」
「えっ?」
三成「折角貴方の様な素敵な女性に出会えたのも何かの縁ですし。」
「はぁ・・・。」
ひょんな事から今度ランチに誘われ、歌恋はどうしていいものか、無下に断る訳にもいかず・・・、一度だけならと受けることにした・・・。