第9章 私を奪って♡♡現代版家康のお話し☆彡
(明らかに機嫌悪くなってきた・・・。)
隣で申し訳無さそうに、運転してる家康の横顔を見つめ、家康は怒るに怒れず、信号で止まると・・・、
家康「じゃ歌恋からキスしてくれたら許してあげる。」
「えっ?」
家康「だって、俺がいるのにその石田三成って人とお見合いするんでしょ?」
「でも・・・会うだけだし・・・、ちゃんと話せば・・・。」
家康「じゃ、このまま歌恋の家に送る。わさび(ゴールデンレトリバー)にも会わせてあげない。」
(必死になってるし。本当こういう所可愛い)
「えっ・・・(ずるい・・・。わさび出せば何でもすると思って・・・。でも会いたいしな・・・)」
自分の隣で葛藤して、ちょっと俯きながら少し顔を赤くしてる歌恋が家康はたまらなく可愛いと思ってつい天邪鬼で意地悪を言う家康。
「んっ・・・///」
(まさか唇?!大胆すぎるし。)
「んっ・・・んんー!」
歌恋の頭を抑えて、より強めに深く口付けをする。
横目で信号変わるのを確認すると、歌恋の唇から離れ何事も無かったかのように運転をし、その日は政宗のレストランで食事をし、歌恋の家に送り届けた。
「次・・・いつデート・・・、出来るかな・・・?」
(忙しいのは分かってるし、家康が色々頑張ってるのは知ってるけど・・・。)
家康「月末に掛けてオペが入ってるからそこが終わればね。それまでに歌恋も仕事終わらせて置いてよね。」
「それは・・・!」
(確かに今回のデートも私の仕事が終わらないから中々合わなくて、仕事、無理矢理終わらせたけど・・・。)
「わさびに会いたくなったら勝手にくれば?母さん喜ぶと思うから。」
それだけ言って家康は車を走らせ病院へと戻った。