第8章 明智光秀 生誕祭~満月に願いをこめて~
政宗「今回も歌恋と考えた特別献立いわゆる“すぺしゃるメニュー”だ」
三成「政宗様さすがですね。けーきも楽しみです!」
歌恋「今回のケーキは十五夜に引っ掛けて、お月見ケーキを政宗と一緒に作ったんだ!」
政宗「もちろん家康には別に用意してあるから安心しろ。」
政宗の会話を聞いてるのか聞いてないのか・・・家康は構わず出された物に躊躇なく七味唐辛子などを掛けて食べていた。
ふと秀吉が光秀の着物に目が行き、声を掛けた。
秀吉「光秀お前珍しい着物着てるな。まさかお前それ・・・」
光秀「あぁ、歌恋が仕立てたものだ。」
秀吉「しかも歌恋も同じような物を着て・・・まさかもう?」
光秀「まだ正式には言ってないが俺はいつでもそのつもりだ。」
秀吉「そうか・・・。あいつはずっと待ってるものな・・・」
光秀「なんだ、可愛い妹を取られて寂しいのか・・・?」
秀吉「別に、そんなんじゃないさ・・・」
宴は夜遅くまで続いたが、恒例の誕生日ケーキのろうそくの火を消すイベントを終え、ケーキが食べ終わった所でお開きとなった。
信長、秀吉、政宗、家康、三成からのプレゼントを持ち、歌恋と二人安土城の光秀の部屋へと戻った。