第8章 明智光秀 生誕祭~満月に願いをこめて~
それから数日後
「明日になれば大好きなお団子や甘味を我慢しなくて済む!お願い叶うといいな・・・。」
光秀「何を我慢しなくて済むんだ?!」
「光秀さん!」
歌恋は久しぶりに戻ってきた光秀に抱きついた。
「おかえりなさい!」
光秀「あぁ、今戻った。」
光秀は歌恋の顎を掬い口付けをした。
「んっ・・・」
光秀「所で何を我慢してたのだ・・・?」
「それは・・・。」
光秀「俺に言えない事なのか・・・?」
「えっと・・・。今日はもうお仕事ないんですか?」
(慌てて誤魔化すあたりは何かを隠してるな・・・。まぁ後で嫌でも聞き出すとするか。)
光秀「あぁ、あとは信長様に報告しておわりだ。半月も離れてたんだ。先に愛しいお前の顔を見てから行こうと思ってな?」
「光秀さん・・・///」
(そうやってすぐに頬を赤くして・・・、可愛い過ぎるな・・・相変わらず。)
その後光秀は信長に報告に行くため、歌恋もお針子の部屋に忘れ物をしたからと一緒に安土城へ向かった。
その夜。
久しぶりに一緒に過ごせる夜。
光秀は思う存分自分の愛する歌恋を抱いていた。
「あっ・・・光秀さん・・・んぁっ。」
「歌恋・・・。出すぞ・・・」
「あぁぁぁん!」
久しぶりの二人の時間は何よりも濃ゆい時間だった。