第2章 短冊に込めた願い~家康編~
(家康、本当にまだ書いてないのかな・・・)
湯浴みを済ませ、自室にもどり、書いていない短冊の一枚を取り出す。
家康が何を書くのか気になりつつ、自分の最後の1枚が、決まらない・・・。
紙にいくつか書くも決められない・・・。
「歌恋、入るよ」
慌てて机の下に紙を置く。
「えっ・・・い、いいよ。」
「今何か隠したでしょ。」
「そ、そんな事無いよ・・・」
慌てて否定するも逆にそれが肯定するようになってしまった。
「ふーん、俺にも教えてくれないんだ・・・」
意地悪な笑を浮かべて見てくる家康。
「そ、それは・・・」
言おうか言わないか迷ってるうちに家康が徐々にせまってきて、壁へと押し入れられた。
ードンー
腕を後ろに付き、逃げようとするも壁に当たり逃げられない・・・。
「じゃ今日はお仕置きしなきゃだね。」
そういうと、いつもの優しさはどこへいったのか、そのまま歌恋を押し倒すと耳元から唇を這わせて、首、胸へとおりていった。
「んっ…家康…。」
夜着の合わせをずらし、胸がさらけ出される。
しかし家康は胸の頂きにあと少しで触れそうな所で触れず、更に下へと唇を這わせていった。
「あっ…んっ。」
歌恋はじれったさを感じながらも次こそ気持ちいい場所へと触れてくれるのでは期待する。
「だめ、今日はお仕置きって言ったでしょ。だからいうまで歌恋の気持ちいい所は触れてあげない」
「えっ、そんな・・・あっ。」
脚の付け根へと降りてきて、蕾にフーっと息をかける。
「ちゃんというまでこうだよ。」
家康の手が胸を揉みしだき始めるが頂きは触ってはくれず、ウズウズしてしかたなかった。