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~恋の花が咲く場所~短編集☆彡

第4章 短冊に込めた願い~三成編~(微裏)


「まぁお似合いなんじゃない?」家康がぼそっと、呟く。

「お前達を見てるとまるでガキの恋みたいだな。」
光秀がククッと笑って揶揄う。

そんないつものやり取りを終え、戦で戻ってこれない政宗の分も1人で今日の夜の食事の準備をはじめようとしていた。


自分で描いた絵を元に飾り付けをしていく。

「今回信長様にお願いして、星型の型抜き作ってもらったし!」

味噌汁を作り、チラシ寿司用の人参と玉子を型抜きしていく。


「お汁の味は…うん!完璧♡」

「ふぅ。暑いな・・・。」
手ぬぐいで汗を拭き、準備に勤しんでいた。

「三成君たちに食べてもらいたかったな…」


『是非、私にも食べさせてください。』

「えっ?三成くん…?」

頭に思い描いていた人物が
「いつ戻ってきたの?」


「昼過ぎに帰って来て、残務を終わらせて一刻も早く貴女の元に行こうと思っていました…」


「うぅ…おかえりなさい!」涙目になり三成を見つめる。

「ただいま戻りました…」

三成が歌恋をぎゅっと抱きしめた。


「無事でよかった・・・。」

そのまま本当は三成は口付けしようかとも思ったが、こっそりと覗き見しようとしている秀吉、家康、光秀がいることに気付き、「夜ゆっくりと味あわせてくださいね。」

とエンジェルスマイルで別れを告げ一旦離れた。
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