第19章 ～淡き恋心とFaint memory～【徳川家康生誕祭】

まるで自分の中にぴったりと隙間なく埋まるように入ってきたソレに息苦しさを感じながらも、ひとつになれたというなんとも言えない嬉しさで痛みを感じる事は無かった。


｢動いていい？｣

｢うん……｣

ぴったりとハマったそこからまずは、浅く抜き差しをし、動かし始めた。


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｢あっ、家康……いぃん……｣

｢歌恋っ……｣


優しくするなんて言ったけど……、前言撤回。
だって歌恋がどこまでも可愛すぎてめちゃくちゃにしたくなる。

肌と肌を重ねて心も重ね合い、互いの熱を感じあい、欲望のままに思いをぶつけるように……
そしてまるで本当にひとつに溶けてしまいそうな程に……

｢あぁん、もぅ……っ｣

｢歌恋……っ、限界……｣

｢あぁん、家康……私も……んぁ……｣

パチュんパチュん、パンパンパンー


俺は本当にみっともない程に歌恋に溺れて欲をぶつけた。

本当に俺のモノにしたくて……

後ろから突き、背中に俺のシルシを残していく。

｢あぁん！もぅ……そんなに……付けたら……ぁん！｣

長い髪が乱れ、そこからチラリと見える欲情に感じた歌恋の表情が色っぽくて、艶めいて、まだそれに不覚にも感じて俺のソレはさらに熱を帯びて……

｢あぁん……い、えや、すんっ……｣

最後は歌恋の顔を見て逝きたい……

そんな事を思い、体勢を直すとうっすらと歌恋の目には泪が……

でもそれは悲しみ、痛みの泪じゃないことは表情からみて直ぐにわかった。


｢歌恋……、俺もう優しく出来ないかも。｣

｢家康……、私ももっと家康を感じたい……｣









―だから、一緒にね？―