第15章 【KAGUYAHIME~かぐや姫~】
そんな事を言ってるいじらしい姿にランスロットはその返事を言葉では無く・・・
『んっ・・・。』
「俺もだ。」
口付けで返事をし、そのまま両手で顔を上に向け熱の篭った瞳がぶつかり・・・
「このままお前を愛する事にした。お前を月へも科学の国でもどこへもやらん。」
座っていた椅子の背もたれに身体を預けると、羽織っていた物がストンと音を立てて床にハラハラと落ちていった。
「はい・・・。ずっとランスロット様のお側にいさせてくださ…っあ・・・」
歌恋の返事を聞き終わらないうちにリボンをスルッと外し、それと同時に首筋にランスロットが顔を埋め、水音が響いた。
―チュッー
「あっ・・・そんなところに付けたらっん!」
歌恋の首筋には紅い華が咲き、ランスロットは満足そうに笑を浮かべ、そのまま唇を這わせながら下へと降りていった。